お知らせ

十日戎参り

明けましておめでとうございます。

『日本介護トラベルサービス』です。

昨年は沢山のご依頼・ご相談を頂きありがとうございました。

年が明けて新型コロナの感染者がまた全国的に急増してきておりますが、感染対策には

細心の注意を払いつつ、今年も皆様方からいただくご依頼・ご相談に一件一件丁寧に

お応えしていきたいと思っております。

どうぞよろしくお願い申し上げます。

さて、この時期、関西は「十日戎」を迎えます。

1月10日の「本えびす」を中心に9日の「宵えびす」11日の「残り福」の3日間、

大阪の「今宮戎神社」や兵庫県の「西宮神社」は大変な人出で賑わいます。

今宮戎神社で真夜中でも福娘さんに縁起物を付けてもらう大勢の参拝客で賑わう様子や、

西宮神社の「福男選び」の風景はテレビ中継もされますので、ご覧になったことがある方も

大勢いらっしゃるのではないでしょうか?

今回は、その中でも今宮戎神社の「裏参り」と呼ばれる独特のお参りの仕方をご紹介します。

今宮戎神社は期間中3日間、昼夜を問わず真夜中でも福笹の授与を受けることができますので、

お仕事終わりに参拝する方々もおられ、真夜中でも日中に変わらず大変な賑わいを見せます。

境内に入り、本殿にお参りしますと次は本殿の裏へ回ります。

本殿の裏には大きな「ドラ」が備え付けられていて、この「ドラ」を叩いて再度お参りをするのです。

普段は柵としめ縄で見ることはできませんが、十日戎の時にはこの「ドラ」を叩いてお参りした後

千社札やお店のステッカー、名刺を貼り付ける方が多くとてもカラフルな姿に変身します。

そもそも、何故本殿の裏側に回ってまでお参りをするかと言うと、一説には本殿が南を向いていて

江戸時代の大阪商業の中心地だった船場がえびす様の背中側に当たるからだと言われています。

えびす様に船場の方向を振り向いて自分たちの方を見てもらう、えびす様は少し耳が遠いので

大きな音を出してお願いごとに気付いてもらう、など色々な云われがありますが、お願い事に

念押しをするなんて昔の大阪商人らしいやり方ですよね。

関西では親しみを込めて「えべっさん」と呼ぶくらいとても身近な神様ですので、もしかしたら

「さっきの願い事くれぐれも頼んだで!!」との思いで始まった・・・のかもしれません。

東日本で商売繁盛と言えば年末の「酉の市」が有名ですが、お正月明けのこの季節に関西を訪れる

機会がありましたら、一度「十日戎」を体験してみてはいかがでしょうか。

興味はあるけど長旅は心配・・・、家族だけで大丈夫かな・・・等々、ご不安がございましたら

お気軽にご相談くださいね。

お手配だけでなく、介護の資格を持ったスタッフがしっかりサポートさせて頂きます。

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